アルバムをつくる
息子が来年社会人になるにあたってひとつだけしてあげたいことがある。それは彼が生まれてからここを巣立つまでの軌跡をまとめた写真のアルバムをつくること。几帳面なお母さんたちは毎年きちんと生まれた時から丁寧にまとめているんだろうな・・と。実際に私の友人はイベントごとに娘さんの写真をプリントアウトしてアルバムに貼って保管している。本当にすごい、としかいいようがない。
なかなかやる気か起こらない理由として、ひとつだけ言い訳がましいことを言えば、息子が小学生から中学生のころフィルムからデジタルに変わる過渡期であって、それまではネガ、そこからはデータというちょうど中間期であった。そこまでは写真であったのに以降はない!という中途半端な状況だ。
ではまとめるのにどうしようかと考えたとき、以下も方法が頭に浮かんできた。
1、データの分をプリントアウトして、アルバムに貼る
2、幼少期のプリントアウトしたものをスキャナー等で読み込みデータ化する
3、データ化したものをPHOTO BOOK的なものでまとめ本にする
1は一番昭和の私たち世代にはなじみのよいものであり、とにかく安心。しかし幼少期からい今に至るまでのものをまとめようとしたら何冊になるのだ!?と、ぞっとしてしまう。
2はデータにしたはいいけれどデータのままだといつでも見られない(現代の人はみられるのかもしれない)のでちょっと寂しいし、電気がなければ見れないという不安感がある。(昭和だな・・・)
3はデータにするのは大変だけれども、「本」という紙面になったことで形になるという安心感と複数つくれる!という画期的なところが魅力的だ。祖母や祖父に、父に、私に、そして息子にと増刷することで思い出が共有できるという満足感。
ということでいまは3の方法でトライしてみようと思っている。しかし、まずは写真を探し、選定し、割り付けをするという作業をあと半年の間にしなくてはならない・・・・・がんばれ!と自分に言い聞かせている。
どんな形にせよアルバムを整理するという作業は大変なことだが、大切な人との時間にタイムスリップし、そのことを思い出せる貴重な時間と思えば、それはきっと素敵なものに変わっていくのだろう。限られた時間の中でその「時」を楽しんでいきたい、と思いながらも、パソコンにはいっているフォルダをカチカチっとしながら遠い目になる私であった。